「仕事にはやりがいが大事だ」と言っていた社長が高級外車に乗って社員に長時間労働をさせていた話

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私がまだ学生の時にある企業の社長と面談することがありました。

その会社はベンチャー企業で就活で行ったのですが、ややブラック企業気味でした。
社長に会う前に、社員の方に直接お話を聞いたところ「長時間労働がある」「残業代が出ない」というように、暗に入社を勧めないというような主旨の話も聞いたほどです。

 

 

もっと聞くと、ベンチャー企業らしく「やりがい」「自己成長」「顧客の笑顔」を大事にさせることで、社員にサービス残業や長時間労働(10時~22時ほど)をさせていました。
さらにお給料の話にも踏み込んだのですが、ベンチャー企業とは言え、お給料も良いとはいえない水準でした。

 

この人事の方は、私が新卒の大学生にも関わらず、ここまで胸襟を開いて話してくれたことは今では大変感謝をしています。
こういった誠実な社員の方がいれば、大学生が騙されて入社したりブラック企業に対する世間の印象も大きく変わっていくはずです。
(その方も転職するとは言っていました。)

 

 

「この企業はちょっとブラック度が強いな…」と思って、もう辞退をすることは心に浮かんでいました。

 

その日は社長と面接することがあったのですが、丁度私が会社に伺った時に社長が高級外車で帰社したのです。
その高級外車は庶民が乗っている外車とは違い、グレードが高い種類の高級車でした。
通常の車よりも装飾がされており、標準タイプではなくスポーツタイプ仕様のオプションがされていたので、高級車の中でもさらに高級です。

 

私はこれを見た時に「やっぱり、この会社はちょっとな…」と思ってしまいました。

 

 

社長がどんな車に乗るかは自由です。ベンツでもBMWでもポルシェでも好きな車に乗れば良いわけです。

しかし、社員がサービス残業や長時間労働をしていることを知っていれば、この高級外車を見た時の印象も大きく変わります。
「その高級外車を買ったお金は社員から搾取したものなのだろうか」「社員のサービス残業代でこの車が変えたのだろうか」と考えてしまいました。

社員の消えたお金がどこに行ったのか、それをマザマザと見てしまったため確信してしまったわけです。

 

 

そして、社長と面接をしたのですが、その時には「仕事はやりがいや自己成長が大事」という話も伺いました。
この言葉を聞いて、この社長はこうやって「社員を長時間サービス残業させているのだろうか」と先ほどの高級車と合わさったのです。

当時私は何だか嫌になり、「働くとは何だろうか」と考えました。
組織や団体、企業、自営業でも家族や地域、大きく言うと日本などの「集団」のために働くのだろうと思いますが、その会社では「社長のため」に働いている気が強くしたのです。

 

 

給料をどのように使うかは自由ですし、それは誰がどう言うことではないでしょう。
しかし、本来社員に支払うべきものを払わずに、自分の身の回りを豪華に飾っていたのを見て何も感じない人はいません。
まして自分が社員だったら、「オレはこの社長の養分なのか」と自問自答すると思います。

この企業が今どうなったか知りませんが、もし社員の方から「サービス残業が無い」「長時間労働も無い」と分かればこの高級車に対する印象も大きく変わったはずです。

 

 

起業をしてお金持ちになりたいということは結構だと思いますし、会社員という仕組みでは給料がそれほど多くないことは確かです。
しかし、そのために社員を不当に扱って、経費を下げるのはどうなのかと思います。
本来は社員にサービス残業代などを支払って、自分が自由な車に乗るべきでしょう。

 

正しい稼ぎ方をしたお金はキレイ、間違った稼ぎ方をしたお金は汚いということは存在するのではないか

 

 

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