「大企業の社長は就任期間に問題が起きなければ良いと思っている」と大学教授が言っていた話

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私がまだ大学生の頃に、ある大学教授が「大企業の社長はサラリーマンだから、自分の時に問題が起きなければ良いと思っている」と言っていた。

その教授の他にも「ある有名ベンチャー企業の社長」などもこの言葉を言っていた。

 

これは「真実に近い表現だろう」と思っている。

実際に昨今の大企業の中には不正を何年も隠して、それが世の明るみに出た瞬間に問題になることが多い。

そういった大企業の経営者は創業者ではなく(すでに亡くなっているため)会社員上がりの社長が多くなっている。

だから、自分の作った会社でも無ければ、自分が熱意をかけて成長させた企業でも無いため問題が発生しやすい。

 

 

元々創業者というのは自分が作りたい製品やサービスを自分の責任で行なっている。

創業者にとって企業は自分の会社でもあり、財産でもあり、また自己実現のようなものでもある。

私も以前ベンチャー企業にいたことがあるが、そこでは創業者が社長であったため四六時中業務のために尽くしていた。

小さな問題が発生するとその都度大きくなる前に刈り取ることで対処をしていたため問題が起きることも少なかった。

その社長は優秀というイメージは無いが、サービスに関する熱意は誰にも負けていなかった。

一方、会社員は企業の一部の業務を担うことで賃金を得ている。

高学歴な優秀な社員も多く、会社では成績を残さないと出世はできないため役員クラスに出世できる社員は間違いなく優秀ではある。

しかし、会社員は自分で会社を起こすということはしていないため優秀ではあるが、それほどの熱意が無かったとも言える。

同じ企業で仕事をしていても働くことへの動機が大きく異なっているのである。

それがこの大学教授の「大企業の社長はサラリーマンだから、自分の時に問題が起きなければ良いと思っている」という発言に繋がっているのではないかと思う。

つまり、起業する社長が会社員に向かないことがあるように、会社員も社長に向かないことがあるのだろう

会社員上がりではどうしても「自分の勤務する会社」ではあっても「自分の会社」では無いため、それにかける熱意や情熱なども大きく違うのかもしれない。

私が大学生の時に3人のベンチャー企業社長に「社長に必要なものは何か」聞いたところ、全員「情熱が大事だ」と言っていたことがあった。

やはり創業をする上でもっとも重要なことは事業にかける「情熱」「熱意」なのかもしれない。

Q.大学生の時の私「起業をする時に必要なものは何ですか?」A.現役社長「情熱です」
これは私がまだ就活をしていた大学生の頃の話だが、その時は各ベンチャー企業の社長と話をする機会があった。 当時、みな創業者のオーナーであり、現在は有名なサービスの運営企業の社長もいる。 そこで私はそれぞれに「社長になるために必要な...

 

企業製品でもサービスでも大きなイノベーションが起きない理由に「創業者の不在」があるのでは?

企業は経済を循環させる組織である一方、人々に価値を提供していく存在でもある。

企業が大きなイノベーションを起こせば、人々を導いていくこともできるように強大な力も持っている。

例えば、かつてはソニーのウォークマンやAppleのiPhoneのおかげで世界ではもうスマートフォンが主流になりつつあるように。

これらは創業者がいる時代のことだ。

Appleはスティーブジョブズ、ソニーは井深大と盛田昭夫。

昨今も大きなイノベーションを起こす企業は「創業者がいる企業」であることが多い。

先日書いた記事のように創業者は「事業に対する情熱」に関しては誰にも負けていないだろう。

Q.大学生の時の私「起業をする時に必要なものは何ですか?」A.現役社長「情熱です」
これは私がまだ就活をしていた大学生の頃の話だが、その時は各ベンチャー企業の社長と話をする機会があった。 当時、みな創業者のオーナーであり、現在は有名なサービスの運営企業の社長もいる。 そこで私はそれぞれに「社長になるために必要な...

 

そのため私は日本でも大きなイノベーションが起こせない理由の1つに創業者がいないことが関係していると予想する。

今の日本では大企業ほど創業者がいない企業も多い。

上述した大学教授の話を合わせて考えれば、日本では長年の実績がある老舗の大企業が多いのだが、それは歴史があるという一方で、創業者がいないことにより成長が低迷しているという側面や危うい経営がされていることもやはり事実であると言える。

 

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