「どうして日本の消費者は物を買わないんだ…」って自分の会社の社員を社畜のように扱っているのでそうなる

スポンサーリンク

「どうして日本の消費者は物を買わないんだ…」と政治家から財界人、一般企業の社長から末端の営業マンまで思っているだろうが、そうなるのも当然である。

それは『日本では消費者である自分の会社の社員を社畜のように使っている』からだ。

無理な残業や違法なサービス残業をさせて社員を疲弊させ、中には適正な賃金を支払わない企業もあるだろう。

 

ここには1つの視点が消えている。

それは「自社の社員も様々な業界の製品を使う消費者」という視点だ。

企業は自社が提供するサービスや製品を買ってもらうことで成り立っており、それを購入してくれる「消費者」がいることが絶対条件である。

しかし、今はブラック企業というように「消費者である社員」を切り捨てるような企業も増えている。

ブラック企業には自社はブラック企業だと公言しているような企業もあり、こういった企業が繁栄することは、つまり、「全体の停滞」へ繋がるのだ。

これは「風が吹けば桶屋が儲かる」「情けは人のためにならず」のように『物事は連鎖している』ということが関係している。

消費者でもある社員を低賃金で使い潰せば、他社の製品を利用するに充分な経済力を得ることはできない。

社員を休日出勤させていれば、土日にレジャーや旅行へ行くこともできないため第三次産業が低迷する。

これが全体に広がった結果、企業は一時的には繁栄するが、消費者は疲弊しているため景気は低迷する。

これが今の日本の現状である。

 

つまり、企業というのは自社が繁栄すること(ミクロな視点)は重要だが、そのために社員を疲弊させてはいけない。

それは社員が実はお客様、消費者であるからだ。

そして社員を使い捨てる企業が増えることは全体として景気の低迷(マクロな視点)などを引き起こすということが結論である。

 

しかし、実際の企業ではそういったマクロな視点、学者的な視点は無視されて自らの立ち場だけからしか考察しないミクロな視点だけが溢れるようになった。

これができずに日本は不況になり、社員はお客様であるという視点がなく、経営層VS労働者層という構図も広がっている。

 

社員に対して適切な対価や労働条件を提供するということは、実は消費者を潤すということであり、それが全体に広がれば景気も回復していく。

こういった当然の論理が世間に流布され徹底されれば、回り回って自社の利益にも関与する。

大事なことは「かつて金は天下の回りもの」と呼ばれ、使われて初めて意味を持つ物であるように、消費者である社員へ充分な還元をすること。

そして多くの企業が社員を大事に扱うことと、こういったことを社会や文化として成熟させることである。

 

 

コメント