転職エージェントと転職サイトの違いって分かりにくいですよね。
そこでこの両者の違いを比較して、どちらを利用すべきなのかについても紹介していきます。
これを見れば自分がどちらを利用すべきなのかよく分かるでしょう。
転職エージェントと転職サイトの比較一覧表
転職サイトと転職エージェントにはどのような違いがあるのかについて、表に簡単にまとめると以下のような違いがあります。
転職成功率 | ||
転職成功までの時間 | ||
転職活動のペース | ||
利用料金 | (無料) | (無料) |
希望する求人の見つけやすさ | ||
求人数 | ||
非公開求人 | ||
求人の質 | ||
転職者の負担が軽い | ||
転職者へのアドバイス/キャリア相談 | ||
企業との日程調整 | ||
面接対策 | ||
履歴書/職務経歴書対策 | ||
企業内部の情報 | ||
給与・待遇交渉 | ||
利用者の割合*1 | 16.1% | 34.1% |
*1.出典:DODAの調査より
上記のように転職エージェントと転職サイトを比較すると数多くの違いがあることがわかります。
転職エージェントを利用する方がコンサルタントのサポートがあるため「転職成功率」が高く「転職活動時間」も少なく済みます。
転職エージェントサービスを利用すると下記の事柄が利用者に取ってメリットになります。
- エージェントが求人検索を代行してくれるので転職活動者が希望する求人が見つけやすい
- 転職活動者の負担が軽い
- 転職エージェントがキャリアの相談に乗ってくれる
- 企業との面接日程調整の代行
- 履歴書や職務経歴書の書き方指導
- 業界や志望先企業の面接対策
- 企業内部情報の提供
- 給与や待遇面の代理交渉
これらは転職サイトには少ない、または無いメリットです。
これらを享受できる転職エージェントには是非登録しておきましょう。
エージェントを使うべき理由
やはり転職エージェントを使う理由には
- 給与が良く年収が高い企業や休みの取れる待遇の良い企業へ転職しやすくなる
- 転職活動を早く終わらせる
- 利用者の負担を少なくする
ということが挙げられます。
利用者に聞くと最近は「転職エージェントの方が転職サイトよりも大手の求人が多い」ということを評判がありま。
これは転職サイトだと知名度のある企業等は応募が殺到してしまい、求職者の絞り込みに時間や労力を必要としてしまうなど人事部の活動に影響を与えることが考えられるからでしょう。
転職エージェントなら企業がエージェント側に「どんな人材が欲しいか」を的確に伝えることができるので応募してくる求職者も自然と絞り込むことができます。
そういったメリットが企業側にあるため「大手や条件の良い求人」ほど転職エージェント側に流れやすくなって来ているということ。
私の知り合いの利用者も「求人サイトでは見つからなかったけど、転職エージェントには結構良い求人があった」と話していたように、最近は時代の流れからかエージェントの方が良い求人を持っているようです。
また転職エージェントは利用者の負担の軽減や転職活動のペースを早めてくれるという側面もあります。
転職者は離職中に活動をするとは限らず、在職中の場合は就業時間後に転職活動をします。
しかし、その場合の転職活動は個人で「求人の検索」「求人の応募作業」「面接の演習」や「面接の日程調整」全ての事務作業を行なわないといけません。
これらがエージェントに委託されるだけでも転職活動者にとって非常に肉体的・精神的な負担が軽減されます。
また指導やサポートを受けることで転職活動をスムーズに進めることもできるため、初めて転職する方ほど利用したいサービスです。
初めての転職では何をすべきかも分かりにくいためエージェントがサポートしてくれるとテキパキと転職活動を行なうことも可能になります。
転職エージェントは何百人と転職活動を成功させてきたプロであるため、サポートを受けるだけで心強く、転職活動も前向きな気持ちで行なえること。
無料で利用できることがほとんどなので迷うくらいなら使った方が良いサービスだと言えます。(特に初めての転職する時は不安やノウハウがわからないため利用した方が良い)
これは転職エージェントを使うべき理由だと言えます。
転職サイトを使うべき理由
転職サイトを利用する理由としては、やはり自分のペースで転職活動ができることが1番です。
転職エージェントを利用すると自分のペースというよりは早く段取りが進むのでゆっくりと転職活動を行なうことは難しいですから。
その理由とは、転職エージェントの仕組みと関係があります。
エージェントは転職者の内定が決定し、入社すると求人先の企業から報酬を貰うシステムで経営されています。
つまり、エージェントにとっては短い時間に高単価な(年収が高い)転職者を数多く捌けるかどうかが個人の営業成績に直結するということ。
そのため転職者もエージェントのペースに乗せられる可能生があり、マイペースな転職活動は難しくなります。
別の見方をすれば、上手くエージェントと転職活動をすればすぐに転職先が決まるというメリットがあるが、自分のペースで転職活動をするには転職サイトの方が向いています。
自分のペースで転職活動を進めたい人にとってはエージェントよりも転職サイトを使うべきです。
転職サイトとエージェント使うべき人そうでない人
基本的には「エージェントサービス」を利用する方が転職サイト利用よりも、楽で早いため登録できればエージェントサービスの利用をおすすめします。
転職サイトを使うべき人
以下に該当する方は転職サイトを使って活動をした方が良いです。
- 無職の期間が数年と長い
- 人に頼まれたら断れない
- 自分のペースで転職活動をしたい
- 自分で全てを決めたい
それぞれについて解説していきます。
無職の期間が長い
無職の期間が長いと転職エージェントの登録に断られる可能生があるからです。
事情があって無職なら問題はないでしょうが、特に理由も無くフラフラとしていたらエージェントサービスの登録審査で落ちてしまう可能生が高いです。
ただ20代の若年層にはこれは当てはまらないです。
最近では既卒者やフリーター向けの就職エージェントサービスもあるため若年層の場合に限っては利用できますよ。
断れない性格をしている
また、人に頼まれたら断れないタイプの転職者も注意が必要。
転職エージェントの中には利用者が望まない求人を勧めてきたり、内定を取った後に強めに転職を催促してくるエージェントもいますから。
そういったエージェントは失格でもあるのですが、こういったエージェントに出会った場合はしっかりと自分の意志を伝えないといけません。
そのため断れない性格だとエージェントの意のままになってしまいます。
自分のペースで転職活動をしたい方
またエージェントサービスを利用するとマイペースに転職活動を行なうというよりは比較的早いペースで転職活動を行なっていく傾向にあります。
これは上記で解説した通り、転職エージェントサービスの仕組みに関係があるためこのようになってしまいますから、マイペースに転職活動をしたい場合は求人サイトの方が向いています。
自分で全てを決めたい方
最後に、転職サイトは「自分で全てを決めたい」と考えている方にも向いています。
転職エージェントサービスは利用者へのサポートが優れていますが、裏返せば転職者自体が自ら決定する機会や自ら選択肢を探すような機会を減らしてしまうからです。
エージェントは過去の利用者の傾向や業界や求人先企業の特徴などから面接対策やアドバンスをくれますが、自分だけで考えたり調べたりする機会が減ってしまいます。
一方、転職サイトでは全て自分で行なうため入社試験に落ちれば自分の責任であり、内定が貰えれば自分だけの成果でもあります。
どうしてもエージェントに頼りたくない方には転職サイトの方が向いていますね。
転職エージェントを使うべき人
転職エージェントサービスを利用すると良い人の特徴を以下に挙げてみます。
上記の『転職サイトを使うべき人』に当てはまらなければ、転職エージェントを使ったほうが良いと言えます。
- 待遇や給与などの条件が良い企業に転職したい
- ミスマッチをできるだけ無くしたい
- 就業中であり転職活動の時間が取れず忙しい
- 離職中であり一刻も早く就職したい
- 企業との直接のやり取りをしたくない
- キャリアの進め方での悩みが多くどのような求人に手をつけるかわからない
- 新しい仕事や異業種に挑戦したい
- 第二新卒など20代での転職を考えている
- IT系やアパレルなどの専門職である
- 面接や履歴書・職務経歴書の書き方に不安がある
- 転職活動そのものに自信がない
非常に多くありますが、転職エージェントサービスは実は多くの転職者に向いています。
上記のいづれかに当てはまる転職者はエージェントサービスを利用、または転職サイトと併用する形で転職活動を進行させると良いでしょう。
理想は「転職サイトと転職エージェントサービスを併用する」という選択肢
最後に、多くの人が「転職サイトと転職エージェントサービスを併用する」こういった選択を取っています。
実際にDODAの調査によると、約20%の人が転職サイトとエージェントサービスを併用していることがわかります。
併用した人の口コミには「転職サイトには無い面接対策などをエージェントサービスで補う」とあるように、転職サイトに足りないところをエージェントサービスで補足していることがわかります。
転職者としては転職活動を成功させるためにエージェントサービスに遠慮すること無く、上手く活用して欲しいです。
そのためには上記のようにサイトとエージェントサービスの両方を利用するという選択肢も持ち合わせた上で転職活動をすると成功率も上がるに違いないでしょう。
当サイトのトップページでは転職エージェントの比較やおすすめを紹介していますので、是非参考にして下さい。