「転職エージェントはどうやって選べば良いんだろう」
と悩まれている方向けのページです。
転職エージェントの利用は上記の画像のように3つの鉄則があります
- 複数利用
- 自分の属性(年齢や職務経歴)にあったエージェント利用
- 専門職なら専門型エージェント
これらの鉄則を守りながら「転職活動」を進めていくことが大事になります。
では、これらについて解説していきます。
転職エージェントの選び方の基本の形
転職エージェントの選び方は以下の画像のようにすると、転職の失敗は少なくなります。
転職エージェントにも複数ありますから、それを考慮した上での最適な選び方は上記のようになります。
以下では転職エージェントで気をつけて欲しいことを紹介していきます。
① 転職エージェントはリスク回避のために複数登録が当たり前
転職エージェントは「複数登録をする」ことが前提です。
これは転職エージェントの善し悪し、つまり「エージェントの質」によって転職活動が左右されやすいためです。
良い優秀なエージェントに出会えれば転職活動はスムーズに進み、そうでないエージェントに出会うと活動の進行に支障が出ることがあります。
また評判が良い転職エージェントサービスを利用しても、担当に付いたエージェントの質が悪いこともあります。
そういった場合はエージェントが利用者が希望していない求人を持ってきたり、対応が遅れるなど転職活動に無駄が発生してしまうことが多々あります。
そのようなエージェントとの転職活動を避けるためにも、複数登録をして良いエージェントに巡り会わないといけませんね。
複数登録ならば悪いエージェントや相性の合わないエージェントに出会っても「キャンセル」することができますから転職活動での心理的な負荷が軽減されます。(他のエージェントを使えば良いため)
実際に1人当たりどれくらいのエージェントに登録しているかというと、転職者の過半数の3分の2はエージェントサービスに複数登録をしています。
ある調査では人材紹介会社を利用しているまたは利用したと答えた118名のうち、3社以上のエージェントを利用した人が37.2%、2社利用した人が28.8%となり、2社以上に登録した人が全体の66%を占めいることがわかっています。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000003209.html
このように現在では転職者の多くの人がエージェントサービスを複数選び、登録するという活動が一般的になっています。
複数のサイトに登録しても迷惑でもありませんから、2つ3つと登録をして進めていきましょう。
② 登録する転職エージェントの数は自分の労働市場価値を考慮して決める。
上記で転職エージェントサービスは複数登録が良いと解説しましたが、転職エージェントサービスは利用者の市場価値によって登録数を選ぶと良いです。
転職者の市場価値が高ければ2~3サイトの登録を、市場価値が低い場合は4~5サイトに登録をすれば間違いは少ないです。
これは上記のエージェントの質以外の問題にも「転職エージェントに登録できないリスクを避ける」ためでもあります。
転職エージェントの登録には審査があり、サービス利用申請した全ての転職者が利用できるわけではないですからね。
一方、業務経験が浅く年収が低い初転職者や転職市場での価値が低くなっている人ほど4~5社と多く登録しておけば「エージェント企業」を利用できない可能性も低くなります。
一部のエージェントサイトは登録が厳しく、全て登録審査に落ちてしまったということは避けたいですから、そこでエージェントサイトを選んだ上で4~5社ほど登録すると良いということ。
20代の前半で転職するなら3,4社を検討して、20代後半や30代なら2,3社で決めるべきです。
各転職エージェントの登録難易度の傾向
各転職エージェントの登録の難易度を紹介します。
転職エージェントとしては保有している求人に見合う人、つまり早く転職先が決まりやすい利用者を採用する傾向にあります。
各個人によって詳細な条件は異なるため、以下は参考として利用したいと思った転職エージェントには登録してみると良いでしょう。
サイト名 | 登録難易度 |
DODA | 中 |
リクナビエージェント | やや難 |
マイナビエージェント | やや難 |
パソナ | 中 |
spring転職エージェント | 中 |
ビズリーチ | やや難 |
JACリクルートメント | やや難 |
typeエージェント | やや易 |
アイデムスマートエージェント | やや易 |
エンエージェント | やや易 |
レバテックキャリア | 中 |
ワークポート | やや易 |
ハタラクティブ | 易 |
第二新卒ナビ | 易 |
原則として20代後半〜をターゲットにしているエージェントは難易度が高くなり、その中でも外資やハイクラス向けはさらに厳しくなります。
一方、20代前半やニート・フリーターをターゲットにしているエージェントなどはその属性に合っていれば審査は緩い傾向にあります。
専門職のエージェントもその職業であれば業務経歴に関係無く登録しやすい傾向にあります。
③ 専門職の方は専門型/特化型のエージェントを使う
専門職での転職を希望している場合は利用するエージェントも「専門型・特化型」を利用すると良いです。
特に以下に当てはまる人は専門型・特化型の転職エージェントが存在することを覚えておきましょう。
- ITエンジニア/WEBエンジニア
- 医師・薬剤師・看護師
- 保育士
- アパレル
- 外資系
専門型・特化型の転職エージェントサービスには「業界出身者のエージェント」が多く在籍しているため、総合型のエージェントサービスよりもさらに「突っ込んだ話」ができます。
転職だけでなくその後のキャリアプランを考えた転職や現在の労働市場での位置づけや正しい年収等も専門型では相談できるのです。
総合型のエージェントサービスではエージェントが業界知識に疎いこともあります。
実際に業界知識が乏しいエージェントでは、IT関連のSEがWEB関連のエンジニア求人を紹介されたなどの評判も聞きます。
ですから、特に異業種に挑戦したいといった特殊な場合でないならば、専門型特化型のエージェントサービスを利用する方が良いです。
専門型特化型と総合型のメリットとデメリット
メリット | デメリット | |
専門 |
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総合 |
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総合型と専門型のエージェントの比較図です。
エージェントを利用して行く際の選択肢
利用者を考えないエージェントは「キャンセルする」こと
転職エージェント利用者としては「エージェントの餌食」になってはいけないし、なる必要もありませんね。
もともと転職エージェントサービスは利用者が転職をする際に企業との橋渡しをする仕組みです。
いわばビジネスであり、そのビジネスのために自分を犠牲にすることはありません。
転職エージェントによっては
- 「希望しない求人への面接ばかり勧められる」
- 「合否や求人紹介の連絡が来ない」
- 「威圧的な態度で接してくる」
といったことがあります。
こういった場合はそのエージェントを諦めて別のエージェントを利用することをおすすめします。
どうしてもエージェントの質に依存するところもある仕組みであるため「相性が合わない」「一緒に転職活動をやっていけそうにない」と思ったら「切る」ことが重要です。
優秀なエージェントとそうでないエージェントの特徴
転職エージェントによって優秀なエージェントとそうでないエージェントの特徴を紹介します。
- 業界やキャリアに関する情報が豊富であること
- あなたへの連絡・報告が早い
- あたなの希望に沿ったまたはそれに近い求人を紹介できる
- 書類選考が通りやすい
- 内定後に内定先への転職を急かさない
一方、サービス利用を中断・取り消すべきエージェントを紹介します。
- 求人を紹介しない
- 全く希望していない求人ばかりを紹介してくる
- あなたが嫌な求人への応募を催促する
- 連絡や報告が異常に遅い
- 模擬面接や履歴書対策を拒む
- 担当の業界に関する知識が的外れ
これらの特徴は転職を成功させるためにも覚えておきましょう。
エージェントのために犠牲になる必要はありませんからね。
まずは複数のエージェントを登録しておこう
転職活動は初めの一歩を踏み出すことが何よりも重要です。
一歩踏み出せれば、もう50%完了したとも言えます。
もし転職活動が嫌になったらもちろん辞めることも可能です。
その時はエージェントに「転職活動を一時停止したい」「やはり転職活動は延期した」と一言伝えれば良いだけです。
エージェントも次の案件があり、また無理に転職させることは会社の評判にも関わりますから安心してください。
エージェントにも当たりと外れがあるため、最低でも二社、できれば三社に登録することをおすすめします。
転職エージェントの比較やおすすめはトップページでも紹介しているため、基本的なことも合わせて参考にして下さい。