信頼される契約社員が退社した会社に起こった出来事

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これは私の知っているある企業での話。

その会社ではある契約社員が会社を退職した途端、会社内の雰囲気が変わってしまい辞めてしまう社員が増えた話だ。

つい最近の話であり、今もどこかで同じような話が転がっているかもしれない。

たった数年前の話である。

 

その契約社員はその企業の社員からは人望が厚く、休日は社員と交流をしていたり、新人の世話をみていたりと企業外でも活動が盛んだった。

社内でもリーダーシップを取ってくれるようなタイプであり人気者であった。なぜ社内で契約社員なのかが分からない社員も多かっただけでなく、契約社員であることを知らない社員も多く居た。

 

 

その契約社員が会社を去ることが決まった。表向きは自主退社であるが、実は上層部から気に入られていなかったことが原因だ。

上層部としてはその社員を気に入ってなかったらしい。新規事業についての意見が社内で対立することもあったため、それが積み重なってこういった結果になってしまったようだ。

 

実はその契約社員としては契約を更新して会社に残りたかった。しかし、上層部が契約延長時にその契約社員に対して不利な条件を突きつけたため、退職せざるを得ないことになった。

内容としては社内でのこれまでの業務内容とは異なる内容を命じたのである。しかも、その業務内容や待遇についても良いとは言えない内容で契約更新をさせようと、いやむしろさせまいとしたのだ。

その契約内容などはヒドかったため後々社内に噂として広まってしまい社員の知るところとなった。

 

結局、その契約社員は契約の更新は無し、退社することになった。

その後のその企業に起きたこと

驚いたことは契約社員が退職後、その企業での空気が変わったことだ。

上層部が不満を買ったというよりも社内でのパフォーマンスや雰囲気というものが明らかに悪くなった。

まるで気の抜けた炭酸飲料のようになってしまい、社員の中でも辞めてしまう社員が出てきたのである。

企業としては利益に大きく影響はしていない。契約社員がやっていた仕事も別の人間が引き継いでいる。

しかし、企業としては契約社員の退職前と退職後で大きく変化してしまった。

 

 

その後、上層部はその空いた穴を埋めるかのように新入社員や中途社員を採用していった。

これは上層部も社内の雰囲気の変化に気づき、一刻も早く社内の空気を一掃したいがための行動だったのだろうと予想するが、未だにその企業内部の雰囲気は良くないという。

 

 

企業は社員と「労働契約」を結んで組織として機能している。

社員同士もその組織の目的を達成するための一員ではあるが、それは能力だけでなく「存在」も寄与している。そのため上記のように契約社員が退職後、業務自体は遂行されているが社内そのものは別物になってしまった。

まるで古文の説話集に出てくるような話になってしまったが、人間が社内で業務を行なう限り「その存在」も企業に貢献しているということだ。

決して、成果物だけが仕事とも言えないのである。

 

 

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