雇った新入社員が社内ニートになる原因は人事(会社)にあり、その根底には人間の感情があるのではないか

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私の友人がいた友人から聞いた話で、その企業ではかつて社内ニートがいました。
なぜ社内ニートになったのか私と友人が考えてみたのですが、それは「採用方法」に問題がありました。

 

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大問題:採用面接に現場部署の人間がいない

友人の企業のその社内ニートは一般の事務作業です。事務職といえばいいかもしれません。

その彼が採用される時には面接を中心に行ない、人事や社長に会った上で採用が決まりました。
その時の印象では地味ではあるけれども真面目でしっかりと仕事をしてくれる人間で、細かいことにも丁寧な印象だったとのことです。

 

 

それから社内研修を行ない、事務部門に配属されたようですが、そこで問題が起きました。

そこの部長と驚くほど気が合わなかったようです。

なぜかその2人だけがコミュニケーションが上手くいかず、彼がミスすることも多く、部長も苛立つことが多かったということです。
段々と部長も腹を立てるようになり、彼に仕事を振らなくなり、そして最終的には社内ニートになるという結果になったようです。

 

面接では採用先の責任者と会わせるほうが良い

彼が社内ニートになった原因は「配属先の部長との問題」です。

社内ニートになった彼も友人に聞くと悪い人間ではなく、部長もとりわけ悪いところがないようです。
しかし、当人があまりにも折り合わない相性だったためか、部長が指示を出すことや職務を与えることを放棄したようです。
これも問題ですが、それに至る過程において一番の問題は「配属先の部長が面接をしなかったこと」です。

 

大企業では部署が多いので配属先の責任者が面接をすることは難しいのですが、予め欠員等で募集をかける場合は配属先の責任者と面接する機会が必要なのではないかと思います。

もし、そこで部長が「ちょっとこの子は私の部署では無理かもしれないな..」と思えば、そこで不採用にもできました。
そうすれば社内ニートの彼も別の職場がありましたし、部長もこういった事態になることは避けられたかもしれません。

 

この採用の時には「採用者の能力意外にも相性や好き嫌いのようなもの」も実は考慮に入れる必要があるのかもしれないと思います。

ちなみにこの部長は翌年の採用面接には足を運んだそうです。
それはきっと新しく自分の部署に入る社員の選考に影響を与えるためでしょう。
この部長は何が問題かよくわかっていたようです。

 

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会社は「事業を遂行する組織」を目的にしているが、やはり人間関係の問題は大きい

会社は事業遂行のために集まる組織ですから、色々な人が集まります。
そのため個人間での意思疎通の難しさやお互いの感情に触れてしまうような問題が起きやすくなります。

 

最近は「頭の論理」に沿った考え方が一般的になり、ここから「感情を排して考えよう」という考え方も生まれています。
私も本来、企業は事業を遂行するためには「お互いの違いはある程度許容するべきだろう」とも思っています。
イラつくことはありますが、個々人はそれぞれ違いますから、思考や趣味、話し方やものの感じ方など異なることが当然ですから。

 

しかし、どうしても人間であるため好き嫌いや感情というものが邪魔をしてしまいます。
それを我慢できたり気にしない人もいますが、この部長のように気になる人もいるわけです。

 

 

もしかしたら、この部長のように感情や好き嫌いを排さず、社員を見ることが本当は正しいのかもしれません。
人が自然に持つ感情をねじ曲げて、違いを許容できる範囲を超えた部分まで、寛容にならないといけないのかどうかと言えば考えものです。
これでは部長の仕事にも影響が出てしまいますから。

 

 

組織は事業目的のために集まっていても、内部は人間であり、問題が起きるのです。
この社内ニートの彼の話は、「面接でこの部長が携わらなかったことも原因(採用方法の仕組み)」ですが、その背景には企業では人間関係が非常に重要だと言うことを示唆する出来事(個人間の相性・感情の問題)だったと思います。

 

社内ニート問題を会社が防ぐには

今回の社内ニートの件で、企業が社内の仕組みを作る上で「どこまで社員に譲歩したシステムにするのか」ということは大きな課題になります。
社員には個々人が出来る許容を超えた場合でも個々の違いを認めさせるように社内規律を整備するのか、または個々の感情を重視してそれを採用を含めたあらゆる制度に反映させていくのかということです。

 

前者は「社員に対して多様性や個人の価値観をそれぞれが認め合うことや社員の自主性を尊重したりすること」です。
役員や部長など管理職にはコンプライアンスや業務遂行を意識させて苦手な社員でも

後者は「人間の自然な感情や気持ちがあることを前提として、そのために如何に自社に合った社員を採用するか」ということです。
この社内ニートの例では、人間関係には合う合わない、好き嫌いがあることを踏まえて、採用には配属先の担当者を入れるということですね。

 

前者は「理想的」ですが、人間の自然な感情を排しているのでこの社内ニートの件のように「思いがけないトラブル」が起きるかもしれません。

一方、後者は「現実的」ではありますが、「採用が偏る」「スキルを持った社員を採用できない」など事業遂行に影響が出ることもあります。

 

この両者のバランスやどちらが自社に合うのか、自社の部門に合うのかについて熟考することは必要でしょう。

 

こういった考えを企業はこれから考えていかないといけないと思います。