いい加減、会社の飲み会の後の二次会カラオケはおかしいだろう

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私は「会社の飲み会の後のカラオケに強制参加」させることに疑問を持っている。

私自身もカラオケは好きではない。もちろん、カラオケの好き嫌いは個人の自由だから、問題はないが、ここでの問題は「二次会のカラオケに嫌がる社員を強制参加させること」である。

これは明らかにおかしい。

 

飲食は誰でもする行為だが、カラオケは違う

会社の後の飲み会や食事会が開かれる理由はわかる。お酒を飲む・飲まないについては別として飲食は誰でも行なう生理的な行為だ。つまり、社員大勢が参加する飲み会や食事会として開かれているのは理解できる。

 

しかしだ….カラオケはそうではない

カラオケは誰でも行なう生理的な行為ではない。あれは趣味や気晴らしの類いであり、好みに個人差があることだ。つまり、誰でも行なう行為ではなく嗜好品のようなものだ。

そういった物が「あたかも二次会はカラオケ」という流れはおかしいのではないかと私は思う。

 

他の例に例えて言うならば二次会のカラオケの異常性がわかる。

同じように、会社の飲み会の後の二次会に「油絵を描こう」「マット運動をしよう」「小説の音読会をしよう」と言ったら、大ブーイングを喰らうか、白い目で見られるだろう。

絵が下手な人間にとっては自分の絵を他人に見せたくはないだろうし、運動音痴についても他人に自分がマット運動をする姿を見られるのは嫌なわけだ。

また大勢が参加する二次会にこういった「誰でもするわけではない事柄」を行なうのは慣れてもいない他、文化的にも醸成されていない。

 

しかし、カラオケに至っても同じことが言えるのに、何故かそういった事情が考慮されていないのである。

カラオケは前述したように全ての人が行なう行為でも生理的なものでもない。

世の中には「歌だけを人前で歌うなんて絶対に嫌だ」という人間がいくらかいる。そういった事情をカラオケが好きな人は知らないのである。

だから、私はそういったカラオケに強制的に参加させることは間違っているのではないかと思っている。

 

なぜカラオケが好かれるのか?

カラオケが一般的に好かれる理由には、「空気を作れる」という理由がある。

日本人の多くは「空気が好き」で、一体感が好きでもある

だから、最近はプロ野球のファンも球団選手と同じユニフォームを着て応援をするし、テレビも外国人が日本の文化に触れてベタ褒めする番組の人気も高いのだ。(悪いことではない)

 

別に「法人営業部の田中さんの歌声が聞きたい」からカラオケに行っているわけではない。

「みんなで一緒に同じ何かをやっている」という一体感、あの空間が好きなのである。

だから、誰かの曲を聞いている時に手拍子をしたり、一緒に歌うこともあれば、聞かずにスマホをいじっていると空気が読めないと言われてしまうのである。

おまけに、歌を歌いたくない人にも強制的に歌わせようとするのは、その人にもカラオケを楽しんでもらいたいのではなく、一緒にいるからお前も歌えという一体感を求めているのである。

「歌わない人間がいると一体感を得られないからカラオケの空間では困る」のである。

これは歌が下手な人間や歌が嫌いな人間にとっては地獄のような環境だ。

 

カラオケが嫌な理由とは

本音と建前という言葉があるように、社会は本当の自分でもなくても良いのである。

しかし、カラオケは歌声というその人の身体的な特徴、つまり本当の自分が表れる

わかりやすく言えば、『皮を剥かれた後の果肉があらわになったみかん』のようなもので、自分をさらけ出してしまうのだ。

だから、絵が下手な人は人に絵を見られるのは苦痛であり、運動音痴の人が他人に運動を見せたくないと思うのである。

家族や親しい友人などであればこれも難しくないが、同じようにカラオケを会社の同僚や上司に聴かれることが苦痛なのだ。

もっと気難しい人間には、「空気でできたカラオケという空間に本当の自分を調和させるということに品の無さを感じる」と思っている者もいるかもしれない。これは想像でもあるが。

 

幹事がカラオケを選ぶ理由

一点、幹事のフォローすると二次会にカラオケを選ぶ理由もわからなくはない。カラオケは居酒屋と同じ繁華街にあることが多く、さらに多くの人が大学時代などに遊びで行くこともあり慣れているものである。また料金的にも安いため、飲み会の後に残された終電までの時間と費用のバランスが合致しやすい。

そう考えると幹事の仕事としては「大多数を満足させる」という方向に舵を取るためにカラオケを選ぶ理由もやはりあるのである。

しかし、そういった場合は二次会がカラオケであることを事前に予定として周知して、カラオケが嫌な社員がいれば二次会は自由参加にするなど対策をとって欲しい。

 

最後に

前述したように、カラオケについては個人によって好き嫌いが分かれることであり、二次会として強制参加させるにはふさわしくない。

カラオケの二次会はそろそろ行きたい人だけの自由参加にした方が良いだろう。

カラオケが好きな人は参加して、嫌な人は帰宅する。そのように自分で選べる環境が本来は就業時間後の飲み会でも訪れる日が来れば良い。

 

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