「将来の夢が見つからない」
「将来の夢ってどう決めれば良いんだろう」
と悩まれている方がいると思います。
特に若い中学〜高校や20代くらいだと将来の夢に悩むことが多いはずです。
そこでここでは
- 将来の夢に選ぶことはどんな要素が必要か
- 将来の夢の選び方
を紹介していきます。
将来の夢は周りの人よりも「出来ること」が良い
将来の夢に選ぶべきことはあなたが周りの人よりも出来ることのほうが良いです。
この「周りの人よりも出来ること」とは何かといえば、複数の要素があります。
たとえば、
- 他の人よりも上手にできる
- 飽きずに長く続けられる
- 成し遂げるための強い意欲がある
- 少ないエネルギーで人並みにこなせる(負担が少ない)
などです。
将来の夢にするにはこういった要素があるほうが良いですね。
将来の夢(職業や趣味など)は、仕事なら競争があり、趣味であればあなたが深めたい・極めたいことでしょう。
それにはこれらの要素の最低でも1つは該当しているほうが良いです。
では、この「人より出来ること」は、具体的にどのように探せば良いのでしょうか。
次はそれについて紹介します。
【⑤つ】自分の「将来の夢」に選ぶべきこと
上記で「人より出来ること」を将来の夢にすると良いと紹介しました。
では、あなたが「人より出来ること」とは何なのかについて紹介します。
以下のどれかに該当することについては、将来の夢として向いていることです。
【これ】自分の心が踊ること・ずっと情熱を持てること
将来の夢を探す時に大事なことは【自分の心が踊ること・熱意あることを将来の夢にする】です。
つまり、いくらやっても飽きないことや夢中になれることを将来の夢にすべきです。
どうしてなのかというと、「将来の夢」とは自分の人生でずっとやっていくことですから、自分が続けていけることが理想的だからですね。
この自分が続けられることが【自分の心が踊ること・熱意を持てること】なんですね。
好きな事はずっとやっていることができますが、そういったことを将来の夢として持つべきです。
また自分が続けられることや好きなことは伸びていきます。
多少向き不向きがあったり壁に打ち当たることはありますが、熱意や夢中になれることは続けていくことで発展していきます。
将来の夢は「良い物を作ったり」「人の生活を良くする」など発展をするものでないといけません。
嫌なことや嫌いなことは続きませんし、「良くしよう」「新しい物を作ろう」と意欲が湧きにくいですから、将来の夢にするには向かないんですね。
だからこそ、【自分の心が踊ること・熱意を持てること】を将来の夢にして欲しいんです。
【これ】時間を忘れて熱中して出来ること・あなたが心から好きな事
時間を忘れて熱中して出来ること・好きな事は自分の将来の夢に向いています。
時間を忘れて熱中して出来ること・好きな事は、本人が意欲をもってそれに取り組み、費やす時間が長くなるので上達が早いからです。
また物事を深く探求できるのもこの「時間を忘れて熱中して出来ること・好きな事」ですから、将来の夢に向いています。
みなさんは子供の頃にゲームをしたり、友達と鬼ごっこをしたり、お人形遊びをしたりと色々と遊んだと思いますが、自分が好きだったことはずっとやっていたでしょう。
自分が好きだったことは一生懸命に学んだり遊んだりして、さらにそれを楽しく・良くするために色々と工夫をしたはずです。
こういった自分が「熱中して好きだった事」は積極的に関心を示すので、物事が上達しますし、深めていくことができます。
将来の夢としてやっていくには、ただ「こなす」だけではなく物事を深めたり、工夫をしないといけません。
それが出来るものがこの時間を忘れて熱中して出来ること・好きな事でもあるんですね。
一方、学校の宿題や自分が嫌いなことがあったと思います。
こういったことは本人が消極的になったり、関心を示さないことが多いので将来の夢には向きません。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように、本人が好きな事・熱中することはするので将来の夢に向いています。
【これ】生まれに影響されるもの/あなたの本質に近いこと
【生まれに影響されるもの/あなたの本質に近いこと】も将来の夢に選ぶと良いです。
上記の【熱中できること・好きな事】にも関係しますが、あなた自身に近いことは将来の夢として選んでも活躍できる可能生があります。
どうしてなのかと言えば、人には簡単に上手くなるような伸びることと頑張っても伸びないことがあるからです。
自分磨きの方法でも紹介したように、それは生まれによって左右されており、それがあなたの本質でもあるからです。
例えば、プロ野球選手になるには体が丈夫でないと難しく、生まれる時に体のダメージが少ない子のほうが体の力が強いので回復力も体力も違うため有利になります。
一方、体が堅い・病弱だった等の場合は大成しにくくなります。
また料理のレシピを見なくても味を再現できるような才能がある人がいるように、生まれながらのセンスや才能というものがあります。
料理を何年も習っても上達しない人がいる一方で、料理を全くしない人が一瞬で美味しい料理を作るのです。
こういったように「生まれながら(本質)」ということがポイントで、本人が血の滲むような努力をしなくても本質に近いことは比較的伸びやすい(上手くなりやすい)んですね。
さらに、自分の本質(生まれ)に近いことは本人にとっての負担も他の事を行なうよりも低くなりますから続けやすく大成しやすくなります。
【生まれ(本質)に近い=伸びやすい・続けやすい・大成しやすい】ということです。
3拍子が揃っているんですね。
では、この「生まれ(本質)に近い」とは、どのように見分けるのか。
例えば、大人になるまでに興味を抱くものがあります。
子供の頃に「他の子供は興味を持たなかったことに一生懸命になっていた」「一部のことに対して異常な執着や熱心に取り組んでいた」など子供の頃はその人の本質が出やすい時期です。
この本質が出やすい子供の時期は、まだ社会性も外部の影響も受けないため、その人の本質が出やすいんですね。
以前、自分探しの方法で書いたように人はタマネギのようなものです。
人の本質はタマネギの芯の部分で、周りの人の目や育った環境などの皮を何層も重ねています。
この芯の部分が子供の時期で、時間を重ねるごとに皮が増えてくるので自分の本質が分かりにくくなります。
だからこそ、この子供の時期に自分が何が好きだったか・何か熱中して取り組んでいたことはないかなどを思い出してみると良いです。
そして、それが見つかったらそれを伸ばしてみるという方法があります。
一方、子供の頃に嫌だったことや嫌いだったことは本人に合っていないことが多いです。
家で遊ぶことが好きだった子は家にいると落ち着きますし、海が嫌な子は大人になっても海が嫌なものです。
生まれ(その人の本質)を知るには、【子供の頃に興味を持った・熱中した・好きだったこと】を知りましょう。
それが将来の夢に繋がる可能生があります。
自分が強い衝撃を受けたこと
自分が強い衝撃を受けたことは将来の夢にするには向いています。
強い衝撃とは、家族を事故で失った・愛犬を病気でなくした・自分が人生で苦しい想いをしたなどの経験です。
こういった経験をすると、それを「良いものに変えよう」「他の人には自分と同じ想いをして欲しくない」と意識が向きます。
実は、これが将来の夢に繋がることが多いんですね。
例えば、私の友人に愛犬を亡くしたことから獣医になった人間がいます。友人はまだ小学校でしたが、愛犬を亡くして「自分が動物を助けたい」と強く思ったのだと思います。
このように何かのキッカケがあると、それが衝撃として大きく残り、人生そのものを変えてしまうことがあると言えます。
これは「自分がこれをやらないといけない」と強い使命感に動かされるからです。
こういったことは衝撃的な出来事が自分の人生に大きく影響をしたことから、自分のエネルギーを多く注ぐことができますし、物事を深めて考えたり追求していくことが可能です。
自分だけの特異な経験や大きな衝撃的な事柄は、その人の人生に残ります。
もしそれを解決したり、良くすることに意欲があるならば、それを将来の夢にすることも考えましょう。
他人よりも優れていること・得意なこと
他人よりも優れていること・得意なことを将来の夢にする方法もあります。
「将来の夢」というより「将来の職業」と言うほうがピッタリくるとは思います。
現実的なことを考えると、他人よりも出来ることのほうが職業としては安定しやすいです。
職業ではどうしても他人よりも差別化や優れた点がないといけません。
そのため職業として選ぶなら「自分が得意・優れていること」にすると良いでしょう。
では、「他人よりも優れていること・得意なこと」は、どのように見つければ良いのかと言うと「他人に褒められたことを探すこと」です。
他人に褒められたことはお世辞でないかぎり、あなたが他の人よりも優れていることです。
例えば、「愛想が良い」という一言でも、褒めたほうとしては他の人よりも愛想が良いと感じているから発言しているわけですね。
優れている・得意なことは他人との比較で成り立つ部分が多いので、自分では分かりにくいものです。
出来るだけ他人の評価を聞いてみて、自分の優れている点を知ることも大事です。
将来の夢にしたいことは突然やってくることがある
子供の頃に「将来は○○になろう」と決断してそのまま将来の夢になる人もいます。
また大人になり働いている頃に、上記で紹介したような人生で大きな衝撃的な出来事があり、進路を変更する人もいます。
例えば、ケンタッキーフライドチキンはカーネルサンダースが老齢になってから作った会社ですし、日本でも退職してから自分でそば屋を開いたような人も沢山います。
社会の惨状を目の当たりにして自分で起業する人もいるのです。
将来の夢というと今直ぐに持たないといけないように聞こえますが、人生の中で突然やってくることもあります。
今まで持っていた夢よりも、成し遂げないといけないと強く感じる夢を大人になってから持つこともあるんですね。
持てるならば早いほうが良いですが、長い人生の中では方向転換を迫られることがあるということも心の中に留めておきましょう。