薬剤師が「日本の労働環境が悪化していることを証明した話」を紹介します。

       

 

日本の労働環境は悪化している話は「統計のデータ」以外にも街中に溢れています。
今回は私が薬剤師に伺った話を紹介します。

 

 

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薬剤師が労働環境の悪化を照明した話

以前、薬剤師の方とお話する機会がありました。
そこでの面白い(興味深い)話とは「過去滅多に処方しなかった漢方」が「ここ数年は処方が増大している」ということ。

 

その漢方とは、ストレスや緊張をほぐすために使われる漢方で「鬱病」「気の滞り」などに処方されるもの。
中医学や漢方の世界では「肝」といって主にストレスに関係すると思ってもらっていいです。

 

その薬局でこんなやりとりがありました。

 

私「この漢方は何の漢方ですか?」

薬剤師「それは中医学でいう肝に作用する疎肝剤ですよ。気滞(気の滞り)などの症状で使われます。」

私「そうなんですか」

薬剤師「今はね、昔は使わなかったけど、若い人もこの処方が増えていてね。」

私「どういうことですか?」

薬剤師「私が若い頃は、この漢方を処方することはほとんどなかったんですよ。それが最近はこういった疎肝作用のある漢方の処方が増えていてね。うちもそうだけど、特に会社員で増えている印象だね」

私「会社員がこの漢方を?」

薬剤師「えぇ、最近は会社員の人の労働環境ってヒドいもんでしょう。私も昔は働いていたけど今の環境は昔以上に悪いね。」

 

 

つまり、この薬剤師は「処方される漢方薬の変化によって、日本の変化を感じ取っていた」ということです。
もちろんこの方は漢方専門の薬剤師の方でもう数十年運営しています。(私が見たところ65歳は超えています)

 

長年、薬を取り扱っていた薬剤師が言っていため、情報の信憑性は高いのではないか?と私は思っています。
疎肝作用のあるその漢方については大昔から存在しているもので、その薬剤師が若い頃から存在しているものです。

 

それがここ最近この漢方を処方する機会が増えたということは、それだけ疎肝作用を求める(気の滞り)会社員が増えたということです。

 

薬剤師が長年やってきた漢方の世界でそう感じたなら、それも本当のことでしょう。

 

しかし、ここで覚えてもらいたいことは「東京のオフィス街で働く会社員の生活とは離れた存在」であるような住宅街の薬剤師が、「処方する漢方薬の種類」によって会社員の変化を感じ取っていたこと。

 

実際に東京のオフィスにいない薬剤師が、会社員の生活を漢方という薬を通して見ていたことです。薬剤師の方は「現代の会社員の労働環境は私達の時(数十年前)よりも大幅に悪化している」と言っていました。

 

社会情勢の悪化は統計データなどが参考にされますが、この薬剤師の方は自分の業務の中で社会を見通していたんです。
この薬剤師の方の「漢方を通した世間の観察眼」には、今でも脱帽する思いです。