【バイトテロ問題の原因】は、安いバイトに重い責任のある仕事をさせ、正社員を軽んじたことが理由

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最近は若い人などによる「バイトテロ」が流行っています。
その原因についてですが、バイトテロを起こした本人達の落ち度以外にも考えてみたいと思います。

本人達にも常識的な問題があったのでしょうが、今回は社会的な面から考えて見たいと思います。

 

 

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原因は「大事な仕事に正社員を雇わなくなった」こと

バイトテロが起きてしまう原因は、企業の重要な部分を「安いバイトに任せている」ということです。「1番安い賃金で働くバイトの人間が、1番重い責任を取る部門にいる」ということが原因です。

 

つまり、企業の教育ではなく、企業の事業に対する在り方や考え方、客に対する姿勢の問題です。
「大学生のバイトが云々…」ではなく、問題はもっと深いのです。

 

企業にはバイトが時給1,000円でスーパーマンのような活躍をしてくれるという甘えが根本にあるわけです。
若いバイトなんて軽く研修を受けただけで、飲食や責任について深く知らないことが当然です。

 

そんな人間に重要な業務を任せた企業には、やはり責任があります。
バイトはしっかりと研修した正社員ではないのですから。

 

このバイトテロの問題は、企業が厨房に正社員を置いて調理させるという飲食店で最も重要な責任を放棄していたのです。

 

お客さんの口に入るネタを直接触るのはバイトです。
しかし、本来は板前やシェフが責任を持って食事や料理の用意をすることが飲食店です。

 

 

例えば、もし病院に行って、診察しているお医者さんがバイトだったら「ヤバイ」と思うことが普通だと思います。
「なんであなたはバイトなんですか?」
「大丈夫ですよ、しっかり研修は受けてますし、マニュアルもありますから」

とあれば、それはマズイと思うことが普通だと思います。

 

 

企業はコストカットや効率化のために、調理のマニュアル化の推進やシェフを雇わなくなっています。
つまり、企業はお客さんの安全管理をコストになるからという理由で、バイトで雇っていたのです。

 

徹底してマニュアル化して、料理を作ることができるようになりましたが、料理人が持つこだわりや熱意といった物も捨ててしまったのです。
このこだわりや熱意には「お客様に安全な物を提供する」ということも含まれていました。

 

 

お客様も被害者であり、バイトテロを助長した面もある

つまり、企業は料理やお客さんを軽んじていたのです。
「飯なんて誰が作っても同じだ」「効率化して高校生にやらせればいい」という考えが今回のバイトテロを引き起こしたのです。

 

大学生が起こしたバイトテロは表層の理由で、深層の理由は「バイトに調理をさせていた」ことです。

 

しっかりしたお寿司屋さんでは、高校生のアルバイトが寿司を作ることはありません。
板前が寿司を握ることは、「人間の食べ物」を用意するということだけではなく、「安全と責任」もそこには存在するのです。

バイトテロは飲食店の「安全と責任」を安いバイトに丸投げした結果です。

 

 

お客も食べるお店を選ぶことができますから、お店はしっかりと選ぶべきです。
「そもそも高校生やバイトが握っているお寿司ってどうなの?」と思われる人も多いでしょう。

 

板前が握っている回転寿司もあるのですから、「誰が握っても寿司なんて一緒だ」ではなく「少なくても板前が握った寿司が食べたい」と思うことは、文化的な要素からも必要なのではないかと思うのです。

 

このように、企業の製造がいつから顕著になったのか、1つに2000年代が挙げられます。

日本は2000年代に製造業派遣も解禁されましたが、これは日本が製造過程を軽んじて人が持つ技術の蓄積を放棄したということでもあります。
この政策は当時から「作る」ことに対しての熱意を捨てたという証左でもあり、今回のバイトテロでも誰が作っても同じという無責任な状況を作り出している点では一致するものが多くあります。

 

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バイトテロの解決策

解決策は簡単です。
企業は再発防止策としては「正社員で雇えば良い」わけです。

 

バイトはいつでも辞められる存在ですし、本来はバイトに重い責任がある仕事をさせることは企業の経営管理から見て危険です。
特に高校生や大学生は、主婦や高齢者と違って何をするかわかりません。

 

しかし、企業が正社員で雇用し、本人に責任があれば、こんなことはできないわけです。
まして「将来は板前で自分の店を持ちたい」「将来はイタリアンのシェフになりたい」と思っていれば尚更です。

 

そういった人は間違いなくお客に出すネタをゴミ箱に捨てたり、お盆を出して裸になることはありません。

 

責任は本人にもあるが、企業にもあるだろう

バイト本人もいくらか損害賠償をするかもしれませんが、時給1,000円で25億円の損害賠償なんて判決が出たらもう誰もバイトしないでしょう。

バイトは何千万円も貰っている会社の経営者が背任や業務妨害をすることとはわけが違います。株価も水物であり、それ以前の経営状態も反映されますから、賠償は難しいはずです。

 

 

企業はバイトに重要な場所を任せるのではなく、重要な部門には正社員を置こうという考え方が必要です。今回のバイトテロもバイトが起こした事件と思っているとまたきっとどこかで起きてしまうはずです。