「文系でもシステムエンジニアになれるのかな?」
「私文系だけどSEになりたい!」
私は元SEで働いていましたが、そんな方に向けての情報をまとめています。
結論から言うと文系でも【可能】です。
ただ、誰でもシステムエンジニアになれるわけではありません。
ここでは、
- 文系新卒でもSEになれるのか
- 未経験の文系中途採用でもSEになれるのか
- 文系で活躍していたSEの特徴
- 私の居た企業では文系SEがどのくらい居たのか
- 文系はどのようにSEになれば良いのか
について書いていきます。
文系でもシステムエンジニアになれます。
新卒の場合は文系でもシステムエンジニアになることができます。
私が大学生の頃に就活している時「文系でもシステムエンジニアになれますか?」とエンジニア兼任の人事に質問したことがあります。
その時に「問題はない」と回答を得ました。
実際にその後私は入社した時には、文系出身が7割程でしたからね。
特に新卒であればシステムエンジニアになりやすい
理由は簡単で学生には職務経歴が無いですからどの企業でも未経験者が入社することを見越しているからです。
新卒の就活がシステムエンジニアを目指す学生には最適です。
ただ理系学生を対象にしている企業では文系学生の採用は難しくなります。
こういった企業ではそれまでのプログラミング学習や情報工学の知見を見ますから、文系の方は理系指定の無い企業を選びましょう。
未経験の中途採用でもシステムエンジニアになれます。
未経験者でも中途採用からシステムエンジニアになることが可能です。
営業や事務職、販売職からでも転職することができます。
特に未経験者募集中の求人から入ることが大事!
中途採用でシステムエンジニアになる場合は「未経験募集の求人」を選ばれることが大事です。
システムエンジニアは人材不足気味ですから、未経験者でも募集している企業では採用されやすいです。
通常の転職では職務経歴書や各種ツールのスキルや熟練度、普段利用しているプログラミング言語など見られていきます。
未経験者の場合はこれらをアピールできないので、未経験でも採用してくれる企業を選ぶ必要があります。
未経験者でも適性検査を受けたり、ポテンシャルを評価されることで中途採用されることはよくあります。
未経験でも転職できる企業が掲載されている求人サイトを選んでおきましょう。
私の周りには文系のシステムエンジニアでも優秀な人がたくさんいた
「本当に文系でもシステムエンジニアになれるの?」と思う方がいるでしょう。
実際に私が働いていた企業では約7割が文系のシステムエンジニアでした。
新卒で入社した頃に同期に大学や学部を聞くと経済学部・文学部・情報学部などで全員理系ではありませんでした。
もちろん中には文系でも情報関係の学部(ICTなど)を専攻している同期もいました。
その後中途採用や新入社員の後輩が入社して聞いてみたところ文系からシステムエンジニアになった人です。
つまり、必ずしも理系ではないとシステムエンジニアになれないわけではないんですね。
文系でもシステムエンジニアで活躍していた人の特徴
文系で活躍していたシステムエンジニアの人にはいくつか特徴がありましたので紹介します。
- 私立の高校に通っていた
- 数学が得意
- 感情より論理、絵よりも文章で理解できる
- 話がスラスラと出てくる
こういった特徴がありました。
これらの特徴はプログラミングや各仕様書を読み解く上で必要な力で、これらが優れている同期は活躍していました。
もしかすると一般的なパソコンオタクやプログラマーのイメージは正しいのかもしれません。
システムエンジニアには文系であっても上記の条件に該当する人は活躍できるはずです。
ただどこまでのキャリアを築けるかは分かりません。
システムエンジニアとして業務を行なう上で文系であることは問題ありませんよ。
私の文系のシステムエンジニアの友人も現職で活躍しています。
ただ文系でどこまでのキャリアを残せるのかは明確に言えませんね。
どうしてもIT系では理系の要素が必要だからです。
業務によっては理系の要素が必要
元SE(プログラマー)の立ち場から言うと、ITエンジニアは理系の素養が必要です。
私も業務に携わってみると、論理的な思考力はもちろんですが、その土台になるコンピュータ関連の知識や基本的な素養が必要だと感じました。
理系の素養は、どのようにプログラミングをしていくのか・どうすれば効率的にプログラムが組めるのか・どの項目のテストが必要なのかなどを考えるために必要です。
大学4年間の時間を何に利用するかは大きく基礎知識を左右します。
文系から入ると0からの出発になりますから、毎日が勉強になりますが頑張りましょう!
システムエンジニアになる方法
新卒の場合と中途採用の場合で異なる「システムエンジニアになる方法」です。
適性検査の有無は企業によって分かれます。適性検査にはSPIの「法則性」のような非言語問題が多く出題されます。(企業によって異なります)
新卒の場合
新卒の場合はシステムエンジニアを募集している企業に応募します。
文系の場合は大体筆記での適性検査があります。
ただ一部企業では理系学生のみの採用が行なわれていますからこれは注意です。
応募する時には企業の募集要項をよく確認しましょう。
新卒学生の方はリクナビやマイナビの大手就活サイトはもちろん、就活が決まらない・就活に焦っている人は以下のページでサイトを紹介しています。
例えば、エージェント系のサイトを利用されるとサポートを受けることができますし、ブラック企業を排除して紹介しているサイトも最近はありますからね。
初めての就活で悩むことが多いでしょうが、今は昔より便利になっていますからこういった仕組みはドンドン利用しておきましょう。
まず行動して都度考えながらやっていくことです。
⇒ 【就活に苦労した私が教える】2020卒の新卒学生におすすめする就活サイト《17選》
中途採用の場合
中途採用からシステムエンジニアになる場合は、未経験可能な求人に応募します。
SEは人材不足な傾向にありますから、未経験者でも雇用してくれる企業が沢山あります。
私のいた企業でもSEは中途採用をしており、文系学部出身の後輩に聞いたところプログラミング経験はありませんでした。
実際に未経験者が入社していることから、文系の中途採用でもSEを目指すことは可能だと言えます。
こちらも適性検査を実施する場合もありますから、それをパスすればOKです。
転職までの流れは「未経験募集に応募」⇒「採用試験」⇒「内定」という流れになります。
中途採用からSEを目指すなら以下のページも参考にしてください、未経験向けのエージェントや転職サイトを紹介しています。
未経験からならITやWEB系とコネクションが強い「ワークポート」などが良いかもしれませんね。
⇒ 未経験者向けのおすすめ転職サイトとエージェントサイトを比較していきます。